こんにちは、ハードロックマン(@hardrockman_i)です。
最近、テレビCMもしているし、ロボアドバイザーが広まってきた気がしませんか?
ロボアドバイザーには、投資助言型と投資一任型の2種類があります。
投資助言型は、その名のとおり資産配分や投資商品の助言をしてくれます。
その助言に基づいて運用をするのは投資家自身です。
それに対して投資一任型は、運用もロボアドバイザーが自動で行ってくれます。
僕は投資一任型のWealthNavi、THEO、楽ラップに投資しています!
この記事では、運用もすべてお任せの投資一任型のロボアドバイザーについて、徹底比較したいと思います!
あ、ロボアドバイザーは全くの投資初心者にはおすすめしません。
「ロボアドバイザーは投資初心者におすすめって本当?僕はおすすめしない!!」もあわせてご覧ください。
Contents
5つの投資一任型ロボアドバイザー比較表
サービス名 | 手数料(税込) | 投資対象 | 最低 投資額 | 自動積立 | リバランス | 独自機能 |
WealthNavi | 年率1.08% | 米国上場のETF | 10万円 | ○ | ○ | DeTAX |
THEO | 年率1.08% | 米国上場のETF | 1万円 | ○ | ○ | THEO AI アシスト |
楽ラップ | 年率0.702% +ファンド費用 | 国内の投資信託 | 10万円 | △ | ○ | TVT機能 |
マネラップ | 年率0.891% +ファンド費用 | 国内外のETF | 0.1万円 | △ | ○ | |
クロエ | 年率0.9504% | 東証上場のETF | 1万円 | × | ○ |
預かり資産、運用者数でNo.1のWealthNaviです。
ウェルスナビ株式会社が運営しています。
WealthNaviでは、ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づいた金融アルゴリズムで投資ができます。
なんか凄そうですよね!
WealthNaviは、10万円から投資が可能です。
また、毎月の積立投資なら月1万円から行うことができます。
米国上場のETFを通じて、米国株、日欧株、新興国株、米国債、物価連動債、金、不動産の7つのアセットクラスに分散投資を行います。
手数料は、預かり資産の年率1.08%(税込)。
3,000万円を超える部分は年率0.54%(税込)です。
長期割という手数料割引制度もあって、WealthNaviを続けた期間と運用金額に応じて手数料の割引を受けることができます。
WealthNaviの特徴は、DeTAX(デタックス)という独自機能です。
分配金や売買で利益が出て税負担が2万円以上の場合を目安に、ポートフォリオ内で含み損がある銘柄を売却することで損失を実現させ、利益と相殺してその年の税負担を軽減する機能です。
売却した銘柄は同じ数量買い戻しをするので、ポートフォリオの資産配分は変わりません。
支払う税金を翌年以降に繰り延べすることによって、税金も最適化してくれます。
最大手のWealthNavi、おすすめです!
THEO
株式会社お金のデザインが運営するTHEOです。
画家のゴッホを資金面で支え続けた弟のテオ。
そんなゴッホを信じて支えたテオのようにということで「THEO」と名付けたそうです。
カッコイイ(≧▽≦)
THEOでは、先進国株、新興国株、先進国債、投資適格債券、ハイイールド債券、新興国債券、リート・不動産、コモディティ、通貨の9つのアセットクラスに分散投資することができます。
手数料は、預かり資産の年率1.08%(税込)。
3,000万円を超える部分は年率0.54%(税込)です。
WealthNaviと全く同じ手数料です。
ライバルって感じですね。
THEOでは、1万円から投資ができます。
毎月の積立も月1万円からです。
WealthNaviよりも金額のハードルは低いですね。
THEOは、THEO AI アシストという機能を搭載しています。
THEO AI アシストは、AIが各銘柄やアセットクラスが一定額を超えて下落すると判断した場合、その銘柄やアセットクラスの割合を小さくすることでポートフォリオ全体の下落リスクを抑えるというものです。
ファンドマネージャーという人間の判断に頼るのではなく、膨大な情報をインプットしたAIの判断によるところに未来を感じますね(*´ω`*)
楽ラップ
楽天証券の楽ラップです。
楽ラップは10万円から投資が可能です。
積立は1万円から可能ですが、引き落としは楽天証券の総合口座からに限られています。
楽ラップの特徴は、手数料コースを固定報酬型と成功報酬併用型から選べることです。
固定報酬型は、資産残高によって異なる運用管理手数料年率0.378%~0.540%(税込)と投資顧問料年率0.162%(税込)を合わせた年率0.540%~0.702%です。
成功報酬併用型は、運用管理手数料は固定報酬型と同じですが、投資顧問料が年率0.054%(税込)で、固定報酬型の3分の1と安くなっています。
その代わり、利益が出たときは成功報酬として、運用益の5.4%(税込)がかかります。
固定報酬型、成功報酬併用型の両方とも、追加して最大で年率0.288%(税込)のファンド費用がかかります。
楽ラップによると、年間の運用成果が2%を超えてくると固定報酬型の方が有利のようです。
※楽ラップホームページより
楽ラップの運用成果が年2%を超えると考えている人は、固定報酬型を選択しておきましょう。
楽ラップのもう一つの特徴は、TVT機能(下落ショック軽減機能)です。
TVT機能は、株式市場の値動きが大きく、それが継続すると見込まれる場合、株式の比率を一時的に下げて、ポートフォリオ全体の下落を軽減する機能です。
THEOのTHEO AI アシストと似たような機能ですが、こちらはAIではなく人間がTVT機能を発動するか判断します。
この機能を付けるか付けないかは、投資家が選択することができます。
楽ラップでは、為替の影響を考慮して、日本国内の投資信託を投資対象としています。
国内の投資信託を通じて、国内外の株式や債券、REITへ投資しています。
また、為替ヘッジがある投資信託にも投資しているため、あまり為替リスクを取りたくない人におすすめです。(^_^)b
マネラップ(MSV LIFE)
マネックス・セゾン・バンガード投資顧問が運用するマネラップです。
国内外のETFを通じて、国内外の株式、債券、REITに投資します。
最低投資額は、なんと1,000円!?
5つのロボアドバイザーの中では、一番ハードルが低いですね。
積立もできますが、引き落とし方法はマネックス証券の総合取引口座からの引き落としのみです。
マネラップは「実質コストは年間1%未満(税込)を目指します。」と宣言しています。
マネックス証券のホームページによると、信託報酬年率0.891%とファンド費用年率約1%で約年率0.991%未満(税込)となっています。
この中には監査費用、ETFの売買委託手数料などは含まれていないようです。
正直、マネラップは使いづらいと思います。
特定口座は対応しておらず、一般口座のみです。
また、契約締結月の翌月11日を目途に運用が開始されます。
僕の場合、8月上旬に契約締結をしたので、9月11日頃に運用開始となります。
運用開始までかなりの時間があります。
さらに、マネラップではコース変更がものすごく手間です。
僕は8月上旬に、マネラップの質問に答えてコースを決定して「プラン1」を作成した後、もう一度質問に答え直して、新たに「プラン2」を作成しました。
プラン1を削除しようとしてもできなかったので、問い合わせると…
- マネラップの投資一任契約の解約は、契約締結月8月の翌々月である10月1日以降申込可能。
- 9月に運用開始となるプラン1とプラン2について、入金期日の9月10日にマネックス証券の証券総合取引口座に両プランの契約金額合計以上の残高を入金しないように。契約金額合計未満の残高の場合はいずれのプランも運用開始されないが、契約金額合計以上の残高がある場合、運用が開始される。
- プラン1を解約してプラン2のみ運用を希望する場合、9月10日~9月30日の間に、新規に「プラン3」を作成して投資一任契約を締結。
- その後10月1日から10月3日の間にプラン1とプラン2について解約の手続きをとる。
- プラン3について、入金期日の10月10日までに、投資金額をマネックス証券の証券総合取引口座に入金する。
ただでさえ遅い運用開始時期が、さらに1ヶ月延びてしまいました…。
ネームバリューは一番なんですけどね。
マネックス・セゾン・バンガードですよ(´Д`)
2018年9月14日追記
上記説明のとおり、プラン1と2の合計額以下なら引き落としされないと思っていたところ…
マネックスセゾンバンガード、やってくれた…。
ロボアドの申込額の合計以下の残高であれば引き落としされないって説明だったのに、IPO落選で余力解放された瞬間に引き落としされたっぽい…。
まじかー…まじかー(´;ω;`)— ハードロックマン@サラリーマン投資家 (@hardrockman_i) 2018年9月12日
なんと引き落としされてしまいました!!
MSVへ問い合わせると、当初の回答が間違っていたとのこと。
ですが、なぜか本来投資したかったプラン2の運用が開始されていましたので、このまま運用することにします。
1ヶ月早くなってラッキー!(・∀・)
クロエ
クロエはエイト証券という証券会社が運営しています。
このエイト証券、2018年4月に野村アセットマネジメントが株式の78.3%を取得して、野村グループ入りした証券会社なんです!!
「早速登録しなければ!」と思ったんですが、2018年8月現在、新規登録を停止中で、再開の目途はたっていないそうです…。
がっくり_| ̄|○
そんなクロエがパワーアップして再開してくれることを願いながら、新規登録停止までのサービス内容を紹介します。
クロエは、東証上場のETFを通じて、株式、債券、短期金融商品、コモディティ、REITなどに国際分散投資を行っています。
最低投資額は1万円。
残念ながら積立はできません。
手数料は年率0.9504%(税込)。
税抜で0.88%です。
エイト証券だけに、「8」にこだわっているようです。(^^)
クロエのサービスが再開しましたら、更新したいと思います。
結局どれがおすすめ?
さて、5つのロボアドバイザーを紹介しましたが、たくさんあって迷っちゃいますね。
僕のおすすめは、WealthNaviです。
やはりDeTAXという税金最適化機能が、他のサービスとの差別化になっています。
支払う税金は少ない方が良いですもんね!
WealthNaviの最低投資額10万円はハードルが高いって方は、THEOをおすすめします。
1万円から投資できますし、投資対象はWealthNaviと同じ、米国上場のETFです。
THEO AI アシストで下落リスクを軽減できるのも良いですね。
全てのロボアドバイザーに投資して分散投資ってのも良いと思います。
早速ロボアドバイザー投資を始めてみました
ということで、各ロボアドバイザーに10万円ずつ投資してみました!
本当は全部同じ時期に始めたかったのですが、先述のとおり、マネラップはまだ始められていません。
2018年9月14日追記
いろいろあってマネラップは9月から運用開始することができました!
マネラップは正直に質問に答えたところ、2番目にリスクが高いプランになりました。
マネラップのポートフォリオも掲載します。
まずは、WealthNavi、THEO、楽ラップに投資です。
各ロボアドバイザーのポートフォリオはこんな感じです。
WealthNavi↓
THEO↓
楽ラップ↓
マネラップ↓
ロボアドバイザーの質問に答えておすすめされたポートフォリオそのままにしました。
WealthNaviとTHEOはリスクを取ったポートフォリオなのですが、楽ラップだけは「やや保守型でTVT機能あり」と、リスクが2番目に低いポートフォリオとなってしまいました。
本当はガンガンリスクを取っていきたいのですが、ロボアドバイザーにお任せすることとします。
さあ、どのような運用結果になるか楽しみですね(*´▽`*)
ロボアドバイザーは全部解約!理由は…面白くない!!
(2018年10月6日追記)
…と、意気揚々とロボアドバイザー投資を始めたのですが、それから僅か2ヶ月、ロボアドバイザーは全て解約しました!
だって面白くないんだもん!!
投資したらあとはお任せというのがロボアドバイザーのメリットです。
ですが、それは僕にとってはメリットではなく、退屈な投資となってしまいました。
そのためロボアドは全て解約です。
2018年8月に始めて10月に解約するまでのパフォーマンスは下記のとおりです。
まずはWealthNavi。
パフォーマンスは+3.63%です。
次はTHEO。
+3.58%でWealthNaviと同じくらいです。
続いて楽ラップですが、+1.97%と他に比べて劣る結果に。
最後はマネラップ。
マネラップは9月に始めたので1ヶ月ですが、+3.89%と一番良いパフォーマンスになりました。
はい、ということで全てのロボアドバイザーは解約しました。(・ω・)