株式投資

【石油元売り再編】15社以上から5社に集約。ENEOSと出光興産の2強体制に!

僕が保有するENEOSホールディングスが身を置く石油業界。

そんな石油業界について、石油元売りの再編の歴史を見ていきたいと思います!

ENEOS

ENEOSはENEOSホールディングス(5020)の完全子会社です。

2010年7月に新日本石油が新日本石油精製とジャパンエナジーを吸収合併して、JX日鉱日石エネルギーが誕生し、2016年1月にJXエネルギーへと商号を変更しています。

さらに2017年4月には東燃ゼネラル石油を吸収合併してJXTGエネルギーとなり、2020年6月にENEOSへ商号を変更しました。

ENEOSの前身となる企業はなんと10社以上にも上ります。

ここからは前身の新日本石油、ジャパンエナジー、東燃ゼネラル石油の3社について紹介します。

1社目の新日本石油は、日本石油と三菱石油が1999年4月に合併して日石三菱となり、2002年7月に新日本石油へと商号を変更しています。

この両者の合併を前に新ブランドとして「ENEOS」が誕生しました。

その後、「STORK」ブランドを展開する九州石油を2008年10月に吸収合併し、2010年7月にジャパンエナジーとの合併に至ります。

2社目のジャパンエナジーは、1992年12月に日本鉱業と共同石油が合併し、1993年12月に日鉱共石からジャパンエナジーに商号変更して誕生しました。

新日本石油との合併前までは「JOMO」ブランドを展開していました。

3社目の東燃ゼネラル石油は、2000年7月に東燃とゼネラル石油が合併して誕生し、エクソンモービルグループに属していました。

2012年6月、エクソンモービルの日本法人の株式99%を取得し、東燃ゼネラルグループを形成。

サービスステーションのブランドは「Esso」、「Mobil」、「ゼネラル」の3つを展開し、セルフサービスステーションでは「Express」ブランドを展開していました。

2014年2月に三井石油の株式を取得し子会社化し、2017年4月のJXエネルギーとの合併に至っています。

各社が展開していたサービスステーションのブランドは「ENEOSに一本化され、「Express」は「EneJet」として生まれ変わっています。

サービスステーション数は約13,000カ所で国内シェア1位です。

出光興産

出光興産(5019)は2019年4月に昭和シェル石油と経営統合して、業界2位の地位を築いています。

昭和シェル石油は、シェルグループの昭和石油と同じくシェルグループのシェル石油が1985年1月に合併して誕生しました。

長らくシェルグループが筆頭株主でしたが2016年12月に出光興産へ株式を譲渡し、2019年4月に出光興産の完全子会社となって、7月には会社分割により昭和シェル石油の全事業を出光興産が承継しています。

出光興産は「IDEMITSU」、昭和シェル石油は「Shell」のブランドを展開していましたが、2021年4月から順次「apollostation」に統一する方針です。

サービスステーション数は約6,300カ所で国内シェア2位となっています。

コスモ石油

コスモ石油は、コスモエネルギーホールディングス(5021)の完全子会社です。

1986年4月に大協石油丸善石油、両社の合弁会社だった旧コスモ石油が合併して誕生しました。

cosmo」のブランドでサービスステーションを展開しています。

サービスステーション数は約2,700カ所で国内シェア3位

コスモエネルギーホールディングスは、UAEのアブダビが100%出資する政府系投資会社が株式の20%超を保有する筆頭株主となっています。

キグナス石油

キグナス石油は、1972年2月に日本漁網船具(現:ニチモウ(8091))と東亜燃料工業(のちの東燃、現:ENEOS)の折半出資により、日本漁網船具の石油部門が分離独立して発足しました。

2004年12月に三愛石油(8097)が東燃ゼネラル石油とニチモウから全株式を取得して子会社化しています。

2017年5月にはコスモエネルギーホールディングスが三愛石油から株式の20%を取得して持分法適用関連会社としました。

これに伴い、2020年1月から主要仕入先をコスモ石油に変更しています。

KYGNUS」のブランドで全国各地に展開しており、サービスステーション数は約400カ所です。

太陽石油

太陽石油は、西日本を中心に「SOLATO」ブランドでサービスステーションを展開しています。

2008年までは「TAIYO」というブランドでした。

サービスステーション数は約300カ所。

事業構造の改革は必至

国内石油需要の減少世界的な脱炭素の流れを受けて、石油業界の各社は事業構造の見直しを迫られています。

ENEOSホールディングスと出光興産は、全国に張り巡らされたサービスステーションのネットワークを利用し、現在の給油やカーメンテナンスに留まらず、様々なサービスを提供することで地域に必要とされるプラットフォームとなることを目指しています。

また、両社とも高機能・高付加価値の素材、太陽光や風力などの再生可能エネルギー、アンモニアや水素、廃プラスチックのリサイクルなどを成長事業として取り組んでいく方針です。

コスモエネルギーホールディングスは、再生可能エネルギーの中でも洋上風力発電に力を入れていて、洋上風力のリーディングカンパニーを目指すとしています。

2021年5月には、ENEOSがJSRのエラストマー事業を買収すると発表がありました。

今後も石油業界各社の将来を見据えたM&Aなど、事業構造改革の行方に注目です。

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