今回は僕が保有する銘柄の一つ、三井住友フィナンシャルグループ(8316)についてご紹介します。
なんとこの銘柄、減配しないという方針を打ち出しているんです!
※アイキャッチ画像は三井住友銀行HPより
三井住友フィナンシャルグループの概要
皆さんご存じだと思いますが、まずは三井住友FGの概要についてご紹介します。
三井住友FGは、メガバンクの三井住友銀行を中心とした金融コングロマリット(複合企業)です。
銀行業の他には、国内第3位のSMBC日興証券が行う証券業、三井住友VISAカードでお馴染みの三井住友カード、セディナブランドを展開するSMBCファイナンスサービスが行うクレジットカード事業、プロミスのブランドで展開するSMBCコンシューマーファイナンスやSMBCモビットが行う消費者金融業、三井住友ファイナンス&リースが行うリース業などの事業を行っています。
銘柄選定基準に照らしてみる
僕の銘柄選定基準に照らしてみます。
- 配当(分配)利回り4%以上
- 株式では、過去に大幅な減配をしていないこと(特にリーマンショック時)
配当利回り4%以上か
2022年11月4日時点の三井住友FGの株価は4,245円。
1株当たり配当金の予想は220円なので、配当利回りは5.18%です。
配当利回り4%の基準はクリアです。
過去に大幅な減配をしていないか
リーマンショック前後の業績と配当を見てみます。
決算期 | 1株当たり利益 | 1株当たり配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|
2007年3月 | 570.86円 | 70円 | 12.5% |
2008年3月 | 592.98円 | 120円 | 20.5% |
2009年3月 | -497.39円 | 90円 | – |
2010年3月 | 248.40円 | 100円 | 46.8% |
リーマンショック後の2009年3月期では、最終赤字となって配当金も25%減額となってしまっています。
この減配は気になりますが、その後は減配することなく順調に配当を出しています。
決算期 | 1株当たり利益 | 1株当たり配当 | 配当性向 |
---|---|---|---|
2011年3月 | 336.85円 | 100円 | 30.0% |
2012年3月 | 374.26円 | 100円 | 26.8% |
2013年3月 | 586.49円 | 120円 | 21.3% |
2014年3月 | 611.45円 | 120円 | 20.3% |
2015年3月 | 551.18円 | 140円 | 26.2% |
2016年3月 | 472.99円 | 150円 | 32.7% |
2017年3月 | 516.00円 | 150円 | 29.9% |
2018年3月 | 520.67円 | 170円 | 32.7% |
2019年3月 | 501.58円 | 180円 | 34.6% |
2020年3月 | 511.87円 | 190円 | 37.0% |
2021年3月 | 374.26円 | 190円 | 50.8% |
2022年3月 | 515.51円 | 210円 | 40.7% |
2023年3月(予) | 542.42円 | 220円 | 40.6% |
2021年3月期は大幅な減益となりましたが、減配することなく前期同額を維持。
その後の2022年3月期は増配となっています。
累進的な配当で減配しない!
三井住友FGの特徴はこの累進的配当政策です。
三井住友FGのHPによると、累進的配当とは「減配せず、配当維持もしくは増配を実施すること」とのことです。
減配せず、配当維持もしくは増配ってすごく魅力的じゃないですか?
三井住友フィナンシャルグループまとめ
累進的配当政策ですが、著しく業績が悪化した場合は減配となることがあるかもしれません。
それでも、減配しないという方針を明確に打ち出しているというのは、そうではない企業に比べて減配する可能性はかなり低いと思います。
リーマンショック後に減配はありましたが、その後はV字回復となっており、累進的配当政策を取っていることから投資することを決めました。
コロナショックでは減益にはなりましたが、減配することなく前期同額を維持しています。
リーマンショック並みの大不況がない限り減配の可能性は低いと思うので、僕のポートフォリオを核銘柄として保有するつもりです。
お読みいただき、ありがとうございました!