国内4位の総合不動産会社、東急不動産がスポンサーの住宅主体型J-REITです。
そんなコンフォリア・レジデンシャル投資法人について紹介します!
Contents
スポンサー・資産運用会社・格付
スポンサー | 東急不動産 |
資産運用会社 | 東急不動産リート・マネジメント |
格付 | AA / 安定的(JCR) |
資産運用会社の株主 | 出資比率 |
---|---|
東急不動産 | 100% |
コンフォリア・レジデンシャル投資法人の特徴
コンフォリア・レジデンシャル投資法人は、東急不動産がスポンサーの住宅主体型J-REIT。
スポンサーである東急不動産がプロデュースしてきた高品質都市型賃貸レジデンス「コンフォリア」シリーズをメインに、東京圏に立地する単身・小家族世帯向け賃貸住宅を中心に投資する方針です。
賃貸住宅では、ポートフォリオの9割が東京23区の物件で、9割がシングル・コンパクトタイプとなっています。
外部成長のサポート体制は、東急不動産、東急コミュニティー、東急リバブル、東急住宅リースが保有する物件や第三者保有物件の売却情報の提供を、加えて東急不動産はウェアハウジング機能の提供を行います。
内部成長のサポート体制は、プロパティマネジメント業務を不動産管理・運営を行う東急住宅リースを中心とした東急不動産ホールディングスグループの会社が担い、多くの物件で東急住宅リース、東急不動産、シグマジャパンがマスターリースを行っています。
さらに、福利厚生サービスを手掛けるイーウェル、フィットネスクラブを運営する東急スポーツオアシスが入居者向けサービス等の情報提供・提案を行い、東急不動産ホールディングスグループを挙げてサポートする体制を築いています。
そしてセイムボート出資として、東急不動産が投資口の9.03%を保有しています。
投資方針(ポートフォリオ構築方針)
用途
用途 | 割合 |
---|---|
賃貸住宅 | 80~100% |
運営型賃貸住宅 | 0~20% |
賃貸住宅に80%以上、シニア住宅、サービスアパートメント、学生マンションなどの運営型賃貸住宅に20%以下の割合で投資する方針です。
2022年12月1日時点のポートフォリオは、賃貸住宅が93.3%、運営型賃貸住宅が6.7%となっています。
賃貸住宅の内訳はシングルが51.6%、コンパクトが38.6%、ファミリ-が9.1%などとなっています。
投資エリア
投資エリア | 割合 |
---|---|
東京圏 | 80~100% |
その他中核都市 | 0~20% |
東京都心(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)、準都心(東京都心を除く東京23区)、その他東京圏(東京都心と準都心を除く東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に80%以上、その他中核都市に20%以下の割合で投資する方針です。
2022年12月1日時点のポートフォリオは、東京都心が37.2%、準都心が53.9%、その他東京圏が4.5%、その他中核都市が4.4%となっています。
資産規模・1口当たりNAV推移
上場からの資産規模と1口当たりNAVの推移は下のグラフのとおりです。
資産規模、NAVともに右肩上がりで成長しています。
直近10期(5年)の資産規模と1口当たりNAVは下記のとおりです。
決算期 | 資産規模(億円) | 1口当たりNAV(円) | 増減率 |
---|---|---|---|
‘18.1 | 1,885 | 223,526 | 1.6% |
‘18.7 | 2,021 | 228,577 | 2.3% |
‘19.1 | 2,060 | 237,252 | 3.8% |
‘19.7 | 2,259 | 251,529 | 6.0% |
‘20.1 | 2,266 | 262,432 | 4.3% |
‘20.7 | 2,459 | 268,925 | 2.5% |
‘21.1 | 2,521 | 278,794 | 3.7% |
‘21.7 | 2,615 | 288,232 | 3.4% |
‘22.1 | 2,615 | 299,138 | 3.8% |
‘22.7 | 2,810 | 307,731 | 2.9% |
中期目標として、資産規模3,000億円を掲げています。
1口当たり分配金推移
上場からの1口当たり分配金の推移は下のグラフのとおりです。
分配金も右肩上がりに成長しています。
なお、コンフォリア・レジデンシャル投資法人は、IR資料で1口当たりFFOを記載していません。
直近10期(5年)の1口当たり分配金は下記のとおりです。
決算期 | 1口当たり分配金(円) | 増減率 |
---|---|---|
‘18.1 | 4,788 | 2.3% |
‘18.7 | 4,985 | 4.1% |
‘19.1 | 5,180 | 3.9% |
‘19.7 | 5,180 | 0.0% |
‘20.1 | 5,295 | 2.2% |
‘20.7 | 5,309 | 0.3% |
‘21.1 | 5,410 | 1.9% |
‘21.7 | 5,872 | 8.5% |
‘22.1 | 5,529 | -5.8% |
‘22.7 | 5,300 | -3.5% |
‘23.1(予) | 5,400 | – |
‘23.7(予) | 5,620 | – |
‘24.1(予) | 5,650 | – |
巡航分配金5,500円を中期目標としています。
公募増資(PO)・第三者割当増資履歴
利益のほとんどを分配するJ-REITにとって、増資は成長するための重要なエンジンになります。
上場からの公募増資、第三者割当増資の履歴は下記のとおりです。
2013年2月に上場してから毎年2月に公募増資を行って、しっかりと資産規模を拡大しています。
沿革
2010年5月 | コンフォリア・レジデンシャル投資法人設立 |
2013年2月 | 東京証券取引所に上場 |
コンフォリア・レジデンシャル投資法人のまとめ
- 国内4位の不動産会社、東急不動産がスポンサーの住宅主体型J-REIT。
- 保有する物件のほとんどが東京23区に立地するシングル・コンパクトタイプ。
- 保有物件は140件を超えており、物件の分散が効いていて安定している。