総合商社の三菱商事(8058)がメインスポンサーの総合型J-REITです。
僕が保有している銘柄の一つでもあります。
そんな日本都市ファンド投資法人について紹介します!
Contents
スポンサー・資産運用会社・格付
スポンサー | 三菱商事 UBS |
資産運用会社 | 三菱商事・ユービーエス・リアルティ |
格付 | AA / 安定的(JCR) AA- / 安定的(R&I) |
スポンサーのユービーエス・アセット・マネジメント・エイ・ジーは、世界最大級の金融グループの一つ、UBSグループ(UBS)の一員です。
資産運用会社の株主 | 出資比率 |
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三菱商事 | 51% |
ユービーエス・アセット・マネジメント・エイ・ジー | 49% |
日本都市ファンド投資法人の特徴
総合商社の三菱商事と世界的な金融グループであるUBSがスポンサーを担う国内最大級の総合型J-REITです。
商業施設特化型の日本リテールファンドがオフィス主体型のMCUBS MidCity投資法人を吸収合併して総合型のJ-REITに生まれ変わりました。
投資方針
用途
商業施設、オフィスビル、住宅、ホテル及びこれらの用途の複合施設を中核物件として厳選投資を行う方針です。
投資エリア
投資エリア |
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原則として、三大都市圏及び政令指定都市を中心に、それ以外の地域においても投資する。 |
資産規模・1口当たりNAV推移
合併前の日本リテールファンド投資法人の数値です。

2020年8月期 | |
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資産規模 | 8,888億円 |
1口当たりNAV | 224,000円 |
資産規模・1口当たり分配金・1口当たりFFO推移
合併前の日本リテールファンド投資法人の数値です。

2020年8月期 | |
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1口当たり分配金 | 4,500円 |
1口当たりFFO | 6,057円 |
上場3年以内に資産規模2,000億円、5年以内に4,000億円という目標を宣言通り達成しました。
公募増資(PO)履歴

沿革
2001年9月 | 日本リテールファンド投資法人設立 |
2002年3月 | 東京証券取引所に上場 |
2010年3月 | ラサールジャパン投資法人を吸収合併 |
2021年3月 | MCUBS MidCity投資法人を吸収合併し総合型へ 日本都市ファンド投資法人に商号を変更 |
ラサールジャパン投資法人(8974)
ラサールジャパン投資法人は、元々はイーアセット投資法人として2005年に上場したJ-REITで、総合型ポートフォリオでした。
上場時のスポンサーはアセット・マネジャーズという会社で、現在のいちご(2337)です。
2007年11月、物件取得競争激化によって外部成長に課題があり、その状況を打開するためにスポンサーがラサールに、2008年1月に商号がラサールジャパン投資法人に変わっています。
現在ではラサールロジポート投資法人(3466)のスポンサーを務めるラサール不動産投資顧問(旧 ラサールインベストメントマネージメント)がスポンサーでした。
リーマンショック後の環境悪化により、日本リテールファンド投資法人との合併に至っています。
MCUBS MidCity投資法人(3227)
MCUBS MidCity投資法人は、オフィスビルが主体のJ-REITで、スポンサーは日本リート投資法人と同じ三菱商事とUBSでした。

コロナ禍による商業及びオフィス市況に対する不透明感、不動産へのニーズの変化など環境変化の中で、日本リテールファンド投資法人についてはセクター特化型、MCUBS MidCity投資法人についてはセクター重点型であることから、成⻑に制限が存在することが両投資法⼈の課題となっていました。
これらの課題へ対処するとともに、合併を通じた資産規模の拡⼤によるJ-REIT市場における存在感の向上、総合型REITへの転換による投資対象⽤途の拡⼤により更なる安定性及び成⻑性の向上に繋がると判断し、両投資法人は合併することになりました。
