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スポンサー・資産運用会社・格付
スポンサー | いちご |
資産運用会社 | いちご投資顧問 |
格付 | A / 安定的(JCR) |
資産運用会社の株主 | 出資比率 |
---|---|
いちご | 100% |
いちごオフィスリート投資法人の特徴
オフィスの中でも中規模オフィスを中心に投資するオフィス特化型J-REITです。
中規模オフィスは、物件数が多いため取得機会が多いことや、中小企業をメインでテナント層が厚いことがメリットです。
バブル景気からリーマンショック前に多く供給されていて、築年数が経過した物件では、スポンサーのいちご(2337)が得意とする「心築」の強みを活かすことができます。
投資方針
用途
用途 | 割合 |
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オフィス | 100% |
投資エリア
投資エリア | 割合 |
---|---|
首都圏 | 70%以上 |
4大都市 その他主要都市 | 30%以下 |
4大都市…大阪市、名古屋市、福岡市、札幌市
資産規模・1口当たりNAV推移

2020年4月期 | |
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資産規模 | 2,023億円 |
1口当たりNAV | 93,193円 |
2022年4月期の目標として、グローバルインデックス組入れの前提となる資産規模2,500億円を目指しています。
資産規模・1口当たり分配金・1口当たりFFO推移

2020年4月期 | |
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1口当たり分配金 | 2,163円 |
1口当たりFFO | 2,621円 |
公募増資(PO)履歴

沿革
2005年6月 | FCレジデンシャル投資法人設立 |
2005年10月 | 東京証券取引所に上場 |
2011年11月 | 旧いちご不動産投資法人を吸収合併 いちご不動産投資法人へ商号変更 |
2015年9月 | いちごオフィスリート投資法人へ商号変更 運用ガイドラインを変更してオフィス特化型に |
当初はFCレジデンシャル投資法人として設立、上場した住宅主体型J-REITでした。
スポンサーは、アセットマネジメント会社のファンドクリエーションで、2009年8月にはファンドクリエーショングループ(3266)に変わっています。
2010年4月に大規模な第三者割当増資をいちごアセットグループが引受け、投資法人のサポートをすることで合意しました。
しかし、投資主の米国エスジェイ・セキュリティーズ・エルエルシーから新投資口発行の差止の申立てがあり、第三者割当増資は中止となりました。
さらに、エスジェイ・セキュリティーズ・エルエルシーは当投資法人の解散を求める事態になりましたが、最終的には解散は免れて旧いちご不動産投資法人との合併に至っています。
FCレジデンシャル投資法人はリーマンショック後の景気低迷で、当時の規模やポートフォリオでは成長に限界を感じていたようです。
旧いちご不動産投資法人(8983)
旧いちご不動産投資法人は2006年3月に上場したオフィス特化型J-REITでした。
上場時はクリード(8888)がメインスポンサーで、クリード・オフィス投資法人という名前でした。
クリードが経営破綻する前月の2008年12月、スポンサーがいちごアセットグループに変わり、2009年3月には商号をジャパン・オフィス投資法人に変更しています。
さらに2011年3月には、いちご不動産投資法人となっています。
旧いちご不動産投資法人も景気低迷によるオフィス賃貸市況の悪化による収益の落ち込み、担保余力不足のため新規の借入れによる物件取得の限界を感じていました。
そのような状況下で、住宅とオフィスの互いに補完しあうポートフォリオ、規模の拡大による資金調達面のメリットを求めて合併に至りました。
総合型からオフィス特化型へ
合併後しばらくは総合型の投資方針でしたが、2014年11月に「オフィスを中心とする中規模不動産」へと変わると、2015年4月に「中規模オフィスを中心」、2015年9月にオフィス特化型へと変わっています。
オフィス特化型への変更と合わせて、商号をいちご不動産投資法人からいちごオフィスリート投資法人に変更しました。



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