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スポンサー・資産運用会社・格付
スポンサー | スターアジア・アセット・マネジメント・エルエルシー |
資産運用会社 | スターアジア投資顧問 |
格付 | A- / 安定的(JCR) A- / 安定的(R&I) |
資産運用会社の株主 | 出資比率 |
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スターアジア・アセット・マネジメント・エルエルシー | 100% |
スターアジア不動産投資法人の特徴
独立系資産運用グループのスターアジアグループがスポンサーの総合型J-REIT。
東京圏に所在する100億円未満の「ミドルサイズアセット」を中心に投資する方針です。
用途を分散させて収益の安定化を図っています。
また、劣後社債などのメザニンローン債権へ投資している点も特徴です。
2020年8月1日に、さくら総合リート投資法人(3473)を吸収合併しました。
合併直前の2020年7月29日には、さくら総合リート投資法人でプロパティ・マネジメント業務を行っていた日本管財(9728)及びその完全子会社の東京キャピタルマネジメントと「物件取得及び物件管理運営に係る包括的サポート契約」及び「プロパティ・マネジメント業務委託契約」を締結しています。
これにより日本管財と東京キャピタルマネジメントを「サブ・スポンサー」と位置付けています。
投資方針
用途
用途ごとの数値目標は定めず、オフィス、商業施設、住宅、物流施設、ホテルに投資する方針です。
また、1つの用途への投資比率は50%以下としています。
投資エリア
投資エリア | 割合 |
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東京圏 | 70%以上 |
資産規模・1口当たりNAV推移

2020年7月期 | |
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資産規模 | 1,049億円 |
1口当たりNAV | 115,042円 |
「2020年までに資産規模2,000億円」を中期目標として掲げています。
資産規模・1口当たり分配金・1口当たりFFO推移

2020年7月期 | |
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1口当たり分配金 | 3,436円 |
1口当たりFFO | 3,033円 |
公募増資(PO)履歴

沿革
2015年12月 | スターアジア不動産投資法人設立 |
2016年4月 | 東京証券取引所に上場 |
2020年8月 | さくら総合リート投資法人を吸収合併 |
さくら総合リート投資法人(3473)
さくら総合リート投資法人は、2016年9月に上場した総合型J-REITです。
スポンサーは、オーストラリアを拠点に不動産開発やファンド運用事業を行っているガリレオグループと、日本管財(9728)でした。
2019年5月、スターアジアグループがさくら総合リート投資法人とスターアジア不動産投資法人の合併へ向けた提案を行います。
これに対して、さくら総合リート投資法人は反対の意を表明し、J-REIT初の敵対的買収となりました。
さくら総合リート投資法人側は必死に抵抗し、投資法人みらい(3476)との合併契約を締結するなどしましたが、結局は2019年8月30日の投資主総会にてスターアジア側の提案が可決されました。
さくら総合リート投資法人と投資法人みらいとの合併契約は終了となっています。
ところが2019年9月12日、さくら総合リート投資法人のスポンサーだったガリレオグループのギャラクシー・ジェイリート・ピーティワイ・リミテッドが、投資主総会の招集方法及び決議方法が違法または不公正だとして投資主総会決議取消訴訟を起こしました。
ギャラクシーは他にも様々な方法でスターアジアによる買収を阻止しようと抵抗しています。
2020年2月27日、取消訴訟の判決があり、ギャラクシーの請求は棄却されました。
ですが2020年3月2日、ギャラクシーは東京高等裁判所に控訴。
戦いは続いていましたが、2020年10月2日付で控訴を取り下げています。
控訴の取下げに関するお知らせ|スターアジア不動産投資法人HP
これによってさくら総合リート投資法人との合併がきれいに成立することになりました。



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